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2012年8月26日 (日)

東海村シンポジウムの報告(まとめ)

8月25日~26日の東海村シンポジウムに参加しました。
 初めて東海村に行って、一番に感じたのはとにかく村中いたるところに原発関係の施設があるんだなーということです。

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いただいた原発関連施設一覧表です。いくつか見学の予定です。

シンポジウムが開催された白方コミュニティーセンターのすぐ前には「原電道路」があり、その他にも「原研道路」「動燃道路」があり、泊まったホテル(原発作業者も泊まっている)のマイクロバスの行き先案内には「核融合」というものまであり、びっくりしました。

 

 やはり「日本で最初に商業用原発を運転したところ」という事実は大きく、その東海村の村長が脱原発をめざす立場を明確にしているということが本当に大きな意味を持っているのだと強く感じました。

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東海第二の廃炉決議をめぐって、とらたぬこさんがまとめてくださった茨城県内の状況、

とてもわかりやすいです。

 

シンポジウム1日めは「東海第二原発を廃炉へ」
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 茨城県の各自治体で、廃炉決議や趣旨採択がされた経緯などがパネリストから話されました。
 一軒一軒回って署名を集めたり、広瀬隆さんの講演会に土浦市で1,200人が集まり、それにより変化がもたらされたこと、3月11日の時、東海第二原発も本当にギリギリのところで事故に到らずにすんだことを知った東海村の主婦ら数名が中心となって再稼働中止の請願をしていったことなど、大変参考になり、また力付けられるお話ばかりでした。
特に、何度もチャレンジしたことや、議員に分かりやすい資料を送って、こちらの意見に賛成ではない人を動かしたことなど参考になりました。特に魂のこもった手書きの資料を沢山用意しておられた龍ヶ崎市の橋本さんは「仲間うちだけで、そうだそうだと言っている運動ではいけない。原発を推進している人の中に切り込んでいくことが重要だ」と強調しておられました。
 現在、取手市、北茨城市など18自治体で「東海第二原発の廃炉/再稼働反対を求める意見書」が可決されています。
 
時間が足りなくてもっと具体的なお話も聞きたいと思いました。

 

 夜の交流会は参加者が多く、地元の方以外は代表者のみの発言でしたが、地元の若い方に教わってその場でツイッターを始めた参加者もおられました。「大飯に行った時はユーストリームの見方を教わって、ここではツイッターが始められた」と喜んでおられました。夜中には地震が2度もあり、停止中ですが原発のすぐそばで地震に合うのは本当にいやだなと思いました。これが原発稼働中であれば恐怖はもっと大きいと思います。

 

★★

2日目は「再稼働阻止と福島の現状」ということで、反原発自治体議員・市民連盟の布施さんが原子力村の資金源を断つという側面からの方法などのお話、たんぽぽ舎の柳田さんからは再稼働阻止の全国ネットワークつくり準備会議結成のお話などがされました。

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左が金沢千代子さん

 その後、福島県双葉郡浪江町から東海村に避難されている金沢千代子さんのお話がありました。金沢さんはお孫さん二人と自宅にいるときに3.11の震災にあい、いくつかの場所に避難したあと、15日に猪苗代のカメリーナ総合体育館に宿泊交渉をしたところ、断られ、そこで自分たちが「被曝者」だと知った、と話しておられました。ガソリンもなくどこへも行けないのでなんとか頼み込んで、玄関で体を拭き、その後シャワー室で体全体を洗って、やっといれてもらった。とのことでした。金沢さんはこれを文章に書いてくださっていましたが、これを書く時は泣けてきたと、お話されている時も時々声がつまって、私も涙ぐんでしまいました。そのうち息子さんのお友達がガソリン持参で迎えに来てくれ新潟の柏崎市の民宿へ行ったそうですが、そこにも原発があり、また東海村に紹介されて来てみたらここにも原発があり、日本中どこへいっても原発があるんだと、泣き笑いしておられました。一時帰宅で帰った時は見る影もないほどに荒れた我が家を見てストレスが溜まり、薬を飲んでいるそうです。
 福島原発が事故を起こした時、なぜすぐに教えてくれなかったのか、教えてくれれば被曝しなくてすんだのに、許すことはできません。このような恐ろしい原発の再稼働は決して許してはいけません。と、ほっこりとした雰囲気の金沢さんが実際の体験に基づいて訴える声は本当に再稼働阻止への力になる声でした。

 

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木田節子さん

 もう一人の避難者として双葉郡富岡町から水戸に避難されている、私たちにお馴染みの木田節子さんが報告されました。私は元気な木田さんしか知りませんでしたが、当初はひきこもりをしていたそうです。それが2月に東海村の村上村長のお話を聞きに行ったのをきっかけに東海村の人たちとのつながりができ、いろんなところで反原発を訴えるようになったとのことでした。私的には木田さんのバッチの話で「ほあんいんぜんいんあほ」という回文のバッチがあったというのがウケました。
 
 シンポジウムは午前中で終わり、時間がないのでバスでお弁当を食べながら東海第二原発見学へと向かいました。
 出発前に私は会場の白方コミで図書コーナーを見ていましたが、平成22年度原子力トラブルの報告書というようなものがあるのを発見しました。各原発や原子力研究所などで起きた事故の報告書で虎の門の原子力ライブラリで閲覧等できると知らなかったので、今度行ってみようと思いました。
 
 東海第二発電所に入る時にバスが止まったので、何かと思っているとバスの前面に掲げた「反原発自治体議員・市民連盟」という文字が気に入らないようで、ガードマンが連絡をとって、「そのプレートを外せば入ってよい、また、反原発と描いたTシャツなどを着ている人は入ってはいけない」、などという理不尽なことを言ってきました。

 

 時間もないので大人の対応をしましたが、本来なら許されない対応だと思います。

 

 見学はテラパークというPR館からしました。私は浜岡や大飯の2つしか行ったことがありませんが、その2つに比べるととても身近な所に原子力発電所があるという印象を受けました。

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テラパーク屋上から東海第二発電所を見る(手前の白い建物)

真ん中の黒っぽい建物が廃止措置中の日本で最初の商用炉、東海発電所。

すごく近くて意外でした。

 20分ほどで、次の茨城県立科学館に向かいました。ここにはJCO臨界事故のレプリカが展示されていました。日本で最初の臨界事故として村上村長は現物保存を提案したそうですが、議会の保守派に強硬に反対され、レプリカを作成展示することになったそうです。
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JCO事故現場の再現レプリカ。真ん中にささったジョウゴが生々しい。
日本初の臨界事故で貴重なお二人の命が失われ、周辺住民を含め、600人余りの人が被曝しました。これを教訓に原発をやめていれば福島第一の事故は起こらなかったのに。
 その後、JCO事故現場へと向かい、現場のすぐ近くで被曝し工場閉鎖をやむなくされた大泉工業や塀の中の事故現場を外から見学しました。現在ここに低レベル放射性廃棄物焼却施設を作る計画が持ち上がっているということで新たな問題になっています。

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手前左がJCO事故で被ばくした大泉工業、今は廃工場。真ん中の白い建物がJCO。

 白方コミの図書の中にJCO事故10周年の記念誌があり、その中に1999年のJCO事故当時、日本原子力研究所東海研究所副所長だった田中俊一(今、規制委員会委員長候補)がこの事故を教訓にして一層原子力の研究を進めなければならないとか書いているのを見つけました。この記念誌の発行の約半年後に福島事故が起きた訳で、ここに沢山寄稿している原子力ムラの人間がJCO事故から学んだのは「補償を値切ること」というのが柳田さんの説明でした。

 

 今回のシンポジウムは反原発の運動を進める上で、大きな成果を出している茨城県の地元の方の報告を聞くという点でとても有意義ではないかと思い、参加しました。その点ではもっと具体的なお話しを聞きたかったという思いはありますが、これをきっかけにして自分たちでつながりをつける必要もあるなと思います。また原子力発祥の現地を訪れ、その空気を吸い、福島避難者のお話を聞き、地震まで体験して、本当に中身の濃い2日間でした。
★★★★★★
 

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コメント

いつもパワフルな行動と迅速なリポートに励まされています。(感謝!)
当方、千葉県我孫子市の市民団体「原発のない社会をめざす会~いま始めないでどうする」のブログ担当者です。
当会では6月議会に、「大飯原発再稼働反対を求める意見書」の陳情を提出、全会一致で採択されました。目下は9月市議会に向け、「東海第二原子力発電所の廃炉を求める意見書」の請願を準備中です。ついては当会のブログで、「東海村シンポジウムの報告(まとめ)」を是非とも紹介させて頂きたくお願いいたします。

原発のない社会をめざす会@ABIKO のブログ担当者様
コメントありがとうございます。見てくださっているそうで、こちらこそ感謝です!
我孫子市議会の決議すばらしいですね!
どうぞ、ご紹介ください。少しでもお役に立てれば嬉しいです。
こちらも「原発のない社会をめざす会~いま始めないでどうする」を参考にさせていただきたいです。

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